ヒプノセラピー 脳科学・認知心理学・哲学

肯定的な行動に導く暗示について

 

なりたい自分になるには、どうしたらいいのでしょうか。

夢や願望を実現するには、暗示を使って、潜在意識を書き換える必要があります。

 

いくらお金持ちになりたい、と思っていても「どうせなれない」と

心の深い所で思っていては、その夢は叶いません。

 

ヒプノセラピーで深い催眠に入り、暗示をインストールすることで、効果的に潜在意識を

書き換えることが可能になります。

 

今回は暗示について詳しく解説しましょう。

 

暗示について

 

暗示の効果は本当にあります。

あなたは、催眠や暗示で本当に変わることができるのか、何だか怪しげだと感じますか?

 

実は私たちは「生まれた時からの環境によって、人生の価値観を植え付けられている」

「様々なメディアや他人の情報から価値観や信念を植え付けられていて、そして、

思い込まされている」といわれたらどうでしょう。

 

暗示は、我々の日常生活を方向づける連鎖の中の、はじめのステップとなります。

 

日常生活を方向づける連鎖

step
1
暗示

日常生活における様々な情報から、価値観が植え付けられる。

step
2
信念

暗示によって、植え付けられた価値観が信念となる。

step
3
感情

他人からの言葉などを受けて、信念のフィルターを通して感情に変化が生じる。

step
4
態度

感情の変化が身体反応として表れて、態度に変化が生じる。

step
5
行動

他人からの言葉などが動機となり、心の状態(ステート)に変化が生じて行動を起こす。

step
6
結果

行動が(原因)となって「成功」or「失敗」の(結果)を生じる。

 

この様に、暗示が起点となって、あらゆる行動に発展していきます。

 

暗示は「24時間365日」常に働いています。

 

たとえ自分では気づいていなくても、我々は常に暗示を使って自分を

プログラムしています。

 

意識、無意識にかかわらず、心の中のおしゃべりであるセルフトークが暗示となって

自分をプログラムしているのです。

 

例えば、商談などでお客様が呟いた「この商品は高すぎる」という言葉に反応して、

「きっとこの商談は成立しない」と過去の経験に基づいた信念からセルフトークします。

 

そして、その信念からのセルフトークが感情や態度に現れて、破談という結果を

引き寄せてしまいます。

 

暗示は繰り返すことで強化され、習慣化される。

 

人は習慣の生き物といわれていますが、一度身に付けた習慣を、繰り返し繰り返し

反復することで、その習慣は強化されていきます。

 

そして、新しい暗示をしっかりと潜在意識に植え付けるためには、

その暗示を事あるごとに繰り返すことが重要なポイントです。

 

一つの暗示文の中で、同じ単語を繰り返し入れておくのも効果的です。

暗示は、繰り返し繰り返し入力することで、増々強化されていきます。

 

また、我々の行動は常に環境によってコントロールされています。

意識的にも、無意識的にも、肯定的にも、否定的にも、強化と激励に

コントロールされています。

 

例えば、悪いと思っていても間食することが習慣となっていたら、繰り返し繰り返し

間食することで習慣が強化されて、間食をやめることが難しくなってしまいます。

 

ダイエットしたいのに、どうしても食べてしまい、ダイエットに失敗することも、

習慣の強化によってコントロールされている一例です。

 

そして、人は叱咤激励などの外部からの刺激により、感情が大きく揺さぶられることで、

行動がコントロールされます。

 

例えば、何か新しいプロジェクトがスタートして、メンバー全員が

不安に思っている場面を想像してください。

 

いざ行動を起こす際に、リーダーから叱咤激励されることで、士気ががあがったり、

やる気やモチベーションが上がるなど、行動がコントロールされることが

わかると思います。

 

肯定的な行動に導く暗示について

 

行動は、環境による強化と激励によってコントロールされていることを説明しましたが、

暗示を意識的にコントロールすることで、行動を自分の有利な方向に変えることができます。

 

人を催眠状態に導き、マインドのより深い層である潜在意識に対して

暗示をインストールしていくのですが、潜在意識は、過去と未来、現実と非現実の区別や、

正否、善悪などの判断ができないという特徴があります。

 

これらの潜在意識の特徴を踏まえて、暗示を効果的に与え、肯定的な行動に導くためには、

以下の6つの基準を満たす必要があります。

 

肯定的な行動に導くための6つの基準

肯定的な表現

暗示を与える際には「あなたは緊張しない」と否定的な表現を利用せずに、

「あなたはリラックスしている」と肯定的な表現を利用します。

 

潜在意識は、正否の判断がつかない特徴から、文章の意味を汲み取らず、

「緊張」という単語のみにフォーカスして、私たちの命令だと思い素直に従います。

 

そのため、潜在意識は緊張しているイメージを想像してしまい、

リラックスさせようとしている意図を理解しません。

 

ゆえに、否定的な表現を入れずに、肯定的な表現で暗示を与えるように

気を付けるようにしましょう。

 

シンプル - 文の形で述べられる

潜在意識の特徴を踏まえて、暗示文は判断が必要な文章にせず、

シンプルな文章にすることを心がけます。

 

文章の出だしは「あなたは」ではじめて、語尾は「現在系」の形で終えます。

「あなたは○○」とクライアントに対して、「○○している」と必ず現在形で表します。

 

信じられること

あまりにも現実的でない言葉を目標にすると、深いところで「どうせ無理だ」

という意識が働き、効果が出ないばかりか、ネガティブな方向に進んでしまいます。

 

目標の設定はクライアントが100%信じることができる、現実的な言葉にしましょう。

 

測定することが可能

意識の「集中の法則」により、脳は全く関係のない、複数の焦点の異なる内容や

測定することができない内容を理解する事が苦手です。

 

したがって、暗示文の中に複数の願望を記述したり、明確ではない記述は

避けるようにします。

 

そして、「何を、いつ、どこで、どのようにして達成するのか」など、

具体的な行動を記載します。

 

現在時刻

潜在意識は、過去、現在、未来の区別ができないため、

今起こっていることだけしか理解しません。

 

したがって、潜在意識に意図を伝えるためには、「幸せになるだろう」ではなく、

「幸せだ」と言い放つ必要があります。

 

また、暗示を与える際には、目標を達成するまでの期限を設定します。

 

目標達成の期日を曖昧にして、明確な期限を設定せずに、

明日、3か月後などに設定して暗示を与えると、最悪、ゴールと自分の距離が、

いつまでたっても縮まらない状態が続いてしまいます。

 

このため、明確な達成する期限を与えるようにします。

 

利益がある/報いがある

ゴールとなる目標を達成することで、自分にどんな利益がもたらされるのか

具体的に記述します。

 

例えば、ダイエットで目標を達成した暁には、外見が良くなり、自信が付き、

良い気分で過ごすことができるなど、自分にとって肯定的な利益を具体的に記載します。

 

肯定的な暗示マネジメントに影響する3つの要素

促進、助長、勢い付け

ヒプノセラピーは暗示の連続です。

「目をつむりましょう」

「深く呼吸をしましょう」

「リラックスしましょう」

ひとつの暗示を受け入れると、別の暗示の受け入れへとつながっていきます。

 

商談が上手い営業マンは、重要な質問を投げかける前に、答えやすい簡単な質問を

たくさん投げかけて、お客様に「はい(YES)」と答えさせます。

 

暗示を受け入れた直後は、次の暗示も受け入れやすい状態になっていますので、

このタイミングで最後に重要な質問を投げかけて、「はい(YES)」と答えさせますが、

これは、促進、助長のテクニックを使っているのです。

 

順序づけ

暗示は難易度の低いものから、高いものへと順に与えられれば、更に一層、

受け入れやすくなります。

 

簡単な暗示が、難しい暗示の前に来るのです。

暗示の技術を磨いていき、難易度を少しづつ上げていきましょう。

 

期待

肯定的な結果を信じていれば、人は期待の状態に入ります。

 

そして、望むことが起きるだろうと固く信じているか、ただ漠然と望むことが

起こるであろうと期待しています。

 

暗示が実現するという期待は、目標の達成に重大な役割を演じます。

 

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