マクロビオティック 食材/調味料

マクロビオティックの実践(甘味料)

マクロビでは精製してある砂糖は使用せず、甘味は米飴・甘酒・甜菜糖・メープルシロップ

などの代用を推奨しています。

 

最近なにかと話題のGI値ですが、「グリセミック・インデックス」の略称で、食べた食品が

消化された際に、どのくらい血糖値を上昇させるかを示した、ブドウ糖(グルコース)を

100とした場合の相対値です。

 

GI値が低いほど、血糖値が上がりにくい食品とされています。

 

マクロビ推奨の甘味をGI値で見ていくと、米飴はGI値が不明で、メープルシロップはGI値が

少し高めであり、甘酒は飲む点滴と言われるほど高い健康効果が期待できるようですが、

糖質が高いようです。

 

私が総合的に判断して、甘味に関しておすすめなど、まとめましたので引き続き見て

いきましょう。

 

おすすめの甘味料

私のお勧めはアカシア蜂蜜、ココナッツシュガー、オリゴ糖あたりでしょうか。

 

アカシア蜂蜜

 

蜂蜜はさまざまなミネラル、ビタミン、アミノ酸、ポリフェノールなどを含んでいる

ことから、栄養価が高く、健康効果の高い食品として一般的です。

 

一方で、糖質を約80%含んでおり、甘味の強い蜂蜜は、一般的に高GI食品と認識されて

いますが、ルーマニア産アカシア蜂蜜は、GI値が「32」の低GI食品であると報告されて

います。

 

多くの天然の栄養素を含み、ポリフェノールの抗酸化力や低GIで血糖値を上げないなど

やはり万能の甘味料ではないかと思います。

 

我が家では、お茶菓子としてアカシア蜂蜜を舐めながらコーヒーを飲んだり、

食塩無添加のナッツなどにかけて、毎日、使っています。

 

ココナッツシュガー

 

近年、「ココナッツシュガー」は健康に気を使う人の間で話題となり急速に広まっています。

 

ココナッツシュガーはココナッツオイルやココナッツミルクなどの原料の果実からは

採取されておらず、ココナッツの花の蜜が使われています。

 

そして、蜂蜜同様にカルシウム・カリウム・マグネシウム・鉄・リン・亜鉛などの

ミネラルが豊富に含まれています。

 

その他にも、ビタミンB群・アミノ酸・食物繊維などの栄養素も豊富に含まれていて、

しかも、アカシア蜂蜜と同様にGI値が「35」と低GIであり、万能の甘味料の一つと言えます。

 

オリゴ糖

 

オリゴ糖の多くはブドウ糖よりもカロリーが低く、低GI甘味料であり、さらに腸内環境を

整えると言われ、以前から注目を浴びています。

 

オリゴ糖は約20種類あり、小腸などで吸収されてしまう"消化性"のものと

消化されずに大腸まで届く"難消化性"のものがあります。

 

オリゴ糖の特性としては難消化性の方が多くみられます。

 

便秘解消には、小腸で消化されない難消化性で低GI値であるフラクトオリゴ糖、

ガラクトオリゴ糖、乳果オリゴ糖、ラフィノースが効果的と言われています。

 

 

ラフィノースは甜菜糖(てんさいとう)に含まれており、甘みは少なく大腸まで

しっかり届きビフィズス菌のエサとなっています。

 

甜菜糖は、比較的価格も安価でありながら、難消化性のラフィノースを含んでおり、

GI値も低いため、我が家では、ホクレンのてんさい糖を料理に使っています。

 

その他に、安価に販売されているものとして、イソマルトオリゴ糖などありますが、

消化性のため、小腸で吸収されてしまい大腸には届きにくく、糖質は低いですが

血糖値を少し上げてしまいます。

 

イソマルトオリゴ糖のメリットとしては、虫歯になりにくく、また熱や酸に強いので

料理に使いやすいです。

 

アガベシロップ

 

アガベシロップは低GIですが、大量に摂取すると果糖の吸収不良を引き起こし、

メタボや高トリグリセリド血症につながる可能性もあるので避けた方が良さそうです。

 

アガベシュガーとして、スイスの有機チョコレートに入っているのを店頭で見かけましたが、

カカオ75%の高カカオチョコでしたので、アガベシュガーは少量しか含まれていません。

 

そのようなレベルであれば低GIで、血糖値も上げないため、積極的に摂取してもよいのでは

ないでしょうか。

 

メープルシロップ

 

メープルシロップは、一般にカエデの樹液から作られます。

 

そして、ビタミン、アミノ酸、たんぱく質、有機質、ポリフェノールも含まれていて、

他の甘味料と比較してビタミン、ミネラルの含有量が高く、カロリーが低いのが特徴です。

 

入手する情報によってはGI値にバラつきがあり、低GIとの報告も確認できます。

 

またメープルシロップは、日本人に不足しがちなカルシウムやマグネシウム、たんぱく質や

糖代謝に不可欠な亜鉛、カリウムといった注目のミネラルをバランスよく含んでいるので、

カナダ産の良質なメープルシロップ等は積極的に摂取しても良いでしょう。

 

合成甘味料のリスク

 

人工甘味料は、「合成甘味料」「糖アルコール」の2種類があります。

 

「合成甘味料」に関して言えば、ゼロカロリーの物もあり、血糖値を上昇させませんが、

人工的に作られた、自然界に存在しない食品のため、人体への影響が懸念されます。

 

また、腸内環境を乱すということが指摘されています。

 

「糖アルコール」は自然の成分で、「糖アルコール」に分類される「キシリトール」など、

虫歯予防など利用されて、世界的に安全性が認められているものもあります。

 

アスパールテーム

 

アミノ酸由来の人工甘味料であるアスパルテームは、ゼロカロリーの炭酸飲料などに

使われています。

 

ショ糖の700倍ほどの甘みがあるサッカリンほど、甘味は強くはありませんが、

ショ糖の約200倍の甘味があります。

 

フェニルアラニンという成分がアスパルテームに配合されています。

 

このフェニルアラニンを、体の中で代謝させることができない「フェニルケトン尿症」

という病気があり、認知および行動障害を伴う知的障害を発症する可能性があるとの

ことです。

 

スクラロース

 

「合成甘味料」に分類される人工甘味料で、甘味はショ糖の約600倍と言われています。

加熱しても安定しているため、飲料やパンや焼き菓子にも利用されています。

 

化学式だけ見ると農薬やダイオキシンなどと同じ「有機塩素化合物」に分類されるため、

世界的な医薬保健機関から認められているとはいえ、人体への影響が懸念されます。

 

アセチルファムカリウム(アセチルファムK)

 

サッカリンやアスパルテームの補佐として使用され、ゼロカロリーのため、

スポーツドリンクやダイエット食品に良く使われています。

 

ゼロカロリーですが、ショ糖の約200倍の甘さを持ち、厚生労働省が発表しているラットの

実験では、大量摂取によるラットの死亡が報告されています。

 

抵糖質 天然甘味料

エリスリトール

 

青果に含まれる天然の糖アルコールに所属する成分です。

 

砂糖の70%程度の甘さしかありませんが、カロリーも糖質も含まず、虫歯も作らず、

血糖値やインスリン分泌に影響しません。

 

さらに、他の糖アルコールに比べ、さっぱりした後味が特徴で、胃の不快感を起こすことが

はるかに少ない甘味料になります。

 

ステビア

 

南米原産のキク科植物ステビアの葉から抽出した天然の甘味料です。

 

砂糖の200~300倍の甘味をもち、砂糖の代用品としてお菓子やジュースなどによく

使用されています。

 

もっとも安全な天然甘味料とされ、優れた抗酸化力や血糖値を下げる作用に加えて

インスリン抵抗性の改善の効能があり、糖を含まないため虫歯予防にも効果があるなど

さまざまな健康効果が期待できます。

 

羅漢果

 

中国原産のウリ科の植物で、羅漢果の果実は砂糖の300倍~400倍の甘みをもっています。

 

古来より「不老長寿の秘薬」、「神の果物」と呼ばれており、

極めて高い抗酸化作用や抗炎症作用とともに強力な界面活性力を持っています。

 

甘味成分はブドウ糖ではなく、テンペングルコシド配糖体といわれる物質で

水溶性の食物繊維のため、体内では吸収されにくくカロリーゼロで、血糖値も

上がりません。

 

漢方の薬膳などで利用されて、粉末で販売されており高価ですが、お金に余裕が

ある人は、不老長寿の甘味料という事なので試してみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

 

人工甘味料の中でも「合成甘味料」は自然界に存在しない成分です。

強力な甘みがあるにも関わらず、ゼロカロリーなのは、自然界に存在しない成分のため、

身体に甘み成分だと認識されないことにあります。

 

自然界に存在している一般的な糖質が体に入ると、まず小腸で吸収されて、

「ブドウ糖」になり、血液中に運ばれます。

 

その後、インシュリンがすい臓から分泌されて、「ブドウ糖」をエネルギーとして

利用したり、「グリコーゲン」に変えて肝臓や筋肉に貯蔵したりします。

 

そして、肝臓で蓄積されず余った「ブドウ糖」は中性脂肪として脂肪細胞の中へ

取り込まれ、飢餓状態で空腹の時には、エネルギーとして利用されます。

 

しかし、人工甘味料の場合、身体が糖質だと認識しないため、腸内で吸収されず、

摂取した糖質のほとんどが体外に排出されてしまうため、結果としてカロリーが

ゼロとなってしまいます。

 

人工甘味料を大量に摂取した際に、お腹を下すことがあるのはこのためです。

 

個人的な見解としては、人工甘味料を摂取することによる身体への悪い影響は

ゼロではないと思います。

 

合成甘味料の中には、最大でショ糖の13000倍もの甘みを発揮する成分もあり、

ここまで来ると不自然すぎて身体への危険性を疑わざる負えません。

 

例え世界的な医薬保健機関から認められていて、副作用などの報告がなかったとしても、

糖質だと認識されずに排出されてしまうような、自然界に存在しない不自然な食べ物は、

なるべくなら摂取しない方向で考えるのが、マクロビオティック的な考え方になります。

 

精製した砂糖などの糖質の摂り過ぎは、食後の急激な血糖値上昇に伴うインシュリンの

過剰分泌とその後の、血糖値の急低下により血糖値の乱高下が生じます。

 

これをインシュリンスパイクといい、急激な血糖値の変化が血管にダメージを与え、

動脈硬化、糖尿病、認知症、がんなどの生活習慣病の原因になるといわれています。

 

精製した砂糖などの糖質は、摂りすぎると肥満やインシュリンスパイクの原因とはなって

しまいますが、人工甘味料を摂取するよりは、砂糖を取った方が、まだ自然に即した食事

だと言えるのではないでしょうか。

 

自然に即した生き方を推奨しているマクロビオティック的な生活を送るのであれば、

なるべくであれば、上にも記載した「おすすめの甘味料」を利用するようにしてください。

 

-マクロビオティック, 食材/調味料

Copyright© 300歳まで生きるアンチエイジング技術 , 2020 All Rights Reserved.