マクロビオティック 食養療法

マクロビオティックによる食養療法

 

現代の西洋医学などでは、胃に異常があれば胃を、目が痛ければ目を、手が痺れれば手を

診察することで、原因を探ります。

 

しかし、体調の不調は特定の部位だけで発生しているわけではない、というのが

マクロビオティックの考え方です。

 

我々の身体には心臓から全身に血液が絶えず送られており、それぞれの臓器がその血液に

よって活動しています。

 

現代医学でいう「生活習慣病」のほとんどが、血液の濁りから発生しており、

血管を傷つけ、血管が固くなり、栄養が身体に行き渡らずに健康を損なっていきます。

 

マクロビオティックでは、血液の健康を保つために食材の持つ特性を良く理解して、

食事を見直し、間違った食事を正し、体質を改善することで健康な身体を維持します。

 

そして、正しい食事で体質を改善して、適度な運動を行い、必要な休息をとり、

ストレスを作らない、ゆったりとした心で毎日を過ごすことで、免疫力や自然治癒力などの

自然の力を高めます。

 

病の構造を学んで身体のトラブルに対応できるようになりましょう。

 

万人にあう健康法はない

 

人にはそれぞれの体質があり、生活スタイルも異なりますので、自分の体質を知り、

心の持ち方と体質を改善することではじめて心身ともに健康になります。

 

陰陽五行思想から、身体と感情の関係、感情を整える食べ物を見ていきます。

 

自分の身体が本当に必要としている食べ物は何なのか。

 

マクロビオティックでは、陰陽で食べ物を分類して、その人の体質や生活スタイルを

確認して、その人に最適な食事を導き出します。

 

また、その時の体調やストレスなどによる疲労度合によって、摂取する食事の内容や量も

調整していきます。

 

身体を構成しているのは五大栄養素だけではない!

 

マクロビオティックでは、食事において人は、三大栄養素とビタミン、ミネラルだけを

取っているわけではなく、その食物の「気」も同時に吸収していると考えています。

 

体内に取り入れた「気」は、経絡という生命や健康を維持するための通り道を経由して

全身に運ばれます。

 

主要な経絡は、体にある主要な経穴(ツボ)を縦に結んでいくと表れる線で、

その経絡のラインの中を「気」や「血液」が流れているのです。

 

経絡は主要な経穴(ツボ)から神経や血管のように全身に向けて枝が伸びていきます。

 

経絡は見えない細胞の一つひとつに向けて、無数に枝分かれしています。

 

陽性である人間の求心性のエネルギーによって、人間の経絡は内へ内へと分化しつつ、

伸びていくのです。

 

経穴は経絡に沿ってたくさんあって、それらが外部からエネルギーをとりいれたり、

内部の余分なエネルギーを排出したりして、心身のエネルギーバランスを調整して

いるわけです。

 

その調整機能が順調に行われているとき、心身の健康がよい状態と言えます。

 

 

しかし、この経穴がふさがれると、調整がうまくおこなわれなくなり、心身の健康が

くずれてしまうのです。

 

経穴をふさぐのが、獣肉や鶏肉、卵、ミルク、チーズなどの脂肪分の多い食品に

ほかなりません。

 

また、過剰にとった単糖類や複糖類も脂肪に変わります。

 

これらを食べ過ぎたり継続的にとりつづけていると、ちょうど汗腺や皮膚呼吸のための

穴がふさがれるように、経穴もまたふさがってしまうのです。

 

このとき、肉体的細胞のレベルでさまざまな活動が停滞して病気が発症するだけでなく、

エーテル領域の細胞のレベルでも、想いや心の活動が停滞してしまいます。

 

そのことによって、人間独自の高い精神性とそれに基づく幸福への希求、人々への愛、

平和への願いが損なわれていくのです。

 

参考文献:久司 道夫 氏の「マクロビオティックが幸福をつくる」成甲書房より一部抜粋

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