記事「現代人のストレスについて」にも記載しましたが、現代は、経済的に豊かになり、
科学も発達して、より便利で快適な生活が送れるようになりました。
コンビニエンスストアや24時間スーパーなど、いつでも買い物ができ、
科学の発達により、味覚の研究なども進み、美味しくて保存の効く加工食品の数や
種類も増えました。
また、食品の保存方法や食品管理方法の高度化と並行して、物流サービスや
輸送システムの発達により、世界中の食材をいつでもどこでも安価に手に入れて、
欲しいものを手軽にいつでもどこでも食べれるようになりました。
一見すると便利で豊かになったかのように思える一方で、
実は、見えないところで身体に大きなストレスがかかり、身体は悲鳴を
上げています。
目次
食事による見えないストレス
ストレスと言えば、社会生活での人間関係や競争によって生じるものを想像しますが、
実は、目に見えない大きなストレスがあります。
それは、食生活の変化や食品添加物、農作物に含まれる農薬、化学肥料、
除草剤など、体内で炎症を起こす恐れのある物質を取り込んだ際に、炎症を
抑えようとする働きです。
そして、抗炎症や抗免疫作用として、副腎皮質ホルモンを多量に分泌させて
副腎を疲労させてしまいます。
添加物や農薬を多く摂取する生活を続けて慢性的に副腎疲労になると、
免疫力が低下して炎症を抑えられず、慢性的な疲労感や様々な不調が出やい
身体に変化してしまいます。
現代人の食生活は、加工食品の増加に伴う食品添加物の摂取量の増加により、
さまざまな病気が発生するリスクが高まっていることが指摘されています。
その中には摂りすぎると人体に悪影響を及ぼす有害物質も含まれている可能性があり、
加工食品を選ぶ際には注意が必要です。
コンビニ商品の添加物について
先ずは食品添加物を利用している食材の王様として、菓子パンとサンドイッチについて、
どのような添加物が使用されているか、その役割とリスクに関して記載いたします。
近年では、消費者の食と健康への関心の高まりから、オリジナル商品に保存料を
使用していないことを謳っているコンビニエンスストアや外食チェーンなどが
増えてきました。
とはいうものの、まだまだ多くの加工食品で、不必要に添加物が使用されており、
自分の身を守るためにも、「食」への正しい知識を身につけておきたいものです。
トランス脂肪酸
植物油に水素を付加して硬化した部分硬化油を製造する過程で多く生成されます。
油をプラスチック化したもの、と表現する化学者もいるほど人体への悪影響が
多く報告されており、アメリカやカナダでは使用が禁止になりつつあります。
そのトランス脂肪酸を主原料とするマーガリンやショートニングに関して、
常温で腐らず、虫やネズミなども食べないなど、さまざまなネガティブな
記事が多く見受けられます。
コンビニの菓子パンやスナック菓子には、ショートニングやマーガリンが
使用されているものが多くあります。
そのため、袋などに記載されている原料名や栄養成分表示をしっかり確認して
購入を控えるか、なるべくそれが含まれないものを選ぶように注意したほうが
よさそうです。
イーストフード
ほとんどの菓子パンに含まれているイーストフードですが、
パンを膨らませ発酵させる酵母菌であるイースト菌の食べ物で、
イースト菌を活性化させる働きがあり、大量のパンを作りたい時に使用されます。
使われる添加物の種類は全部で16種類あり、何種類使われていても一括表示が可能で
その中には、人体に非常に危険な塩化アンモニウムなどの添加物も含まれており、
組み合わせによっては人体への未報告の悪影響を与える可能性もあります。
PH調整剤
次に、菓子パンとサンドイッチだけでなく、おにぎりなどにも使用されている
pH調整剤に関しても、非常にショッキングな報告があります。
pH調整剤は、食品の腐敗を防ぐ役目があるのですが、添加する食品も使用量も制限が
ありません。
そのため、食品衛生上、絶対に食中毒などの事故にならないレベルにまで過剰に
添加されている可能性が高く、コンビニチェーンや食品メーカーにとって
大変都合のいい添加物となっています。
また、pH調整剤は食品添加物の一括表記が認められているため、複数種類が混在して
使用されていても消費者にはわからないのが現状です。
そして、pH調整剤の一つのリン酸塩には、骨がもろくなるなどの報告も上がっています。
果糖ぶどう糖液糖
主にトウモロコシから作られた甘味料で、砂糖よりも安くに生成できるので、
菓子類などの加工食品で広く使われています。
主に遺伝子組み換えトウモロコシのでんぷんを分解して異性化糖にします。
その他、遺伝子組み換え作物由来の食品添加物
実は、日本は世界でもトップクラスの遺伝子組換え作物の消費国で
最終的にたんぱく質が分解されている食品については、
「遺伝子組み換えではない」の表示義務がありません。
そのため、遺伝子組み換えされた、とうもろこし、大豆、菜種などが、
安価な油やしょうゆや醸造酢の原料として使われているのが実状です。
また、コーンスターチや果糖ブドウ糖液糖、水あめ、乳化剤、カラメル色素、
加工でんぷんなど、加工食品の原料や添加物としても幅広く
「遺伝子組み換え作物」は使われています。
このように、我々は遺伝子組み換え作物を、知らず知らずのうちに
摂取させられている状況であることを、よく理解しておく必要があります。
コンビニ弁当について
食品表示を見れば明らかなように、食品添加物のオンパレードである
コンビニ弁当ですが、以下のようなショッキングな記事があります。
西日本新聞社発行のブックレット「食卓の向こう側」によれば、
福岡県内の養豚農家で、あるコンビニの弁当やおにぎりを母豚に毎日3キロずつ
与えたところ、奇形や死産が相次いでいたとのこと。
具体的なコンビニ名を報道しないことについて同社は、「公表するとパニックになる」と
説明しているそうです。
コンビニのおでんについて
家で作るおでんより美味しく感じるコンビニおでんですが、つゆには化学調味料が
大量に入れられ、練り物などにも添加物が大量に使用されているとのこと。
一般的な家庭のおでんの場合、一晩置くと具材は鍋の下に沈みますが、
コンビニのおでんに使用されている練り物の具材には、少しでも浮いている時間が
長くなるように、ある工夫がされているようです。
それは、原料のすり身に、リン酸塩などの添加物をたくさん使用して、魚肉のすり身の
比率を下げ、おでんの汁を吸いこみにくくしているとのこと。
まとめ
事の真意は不明ですが、防腐剤などの添加物を多く摂取する現代人は
「遺体が腐りにくくなっていて、葬儀で使用するドライアイスの量が少なくなっている」
などという都市伝説さえも囁かれるほど。
また、世界でもトップクラスの遺伝子組換え作物の消費国である日本は、先進国で唯一、
「がん」による死亡者が増加しているとのこと。
遺伝子組み換え食物を摂取することと「がん」の増加との因果関係はあるのか
賛否両論あるようですが、これからを生きていく私たちには、
「食」への正しい知識を身につけて、情報を見極める力が求められています。