運動によるストレス解消効果
人は運動をすると「幸福感」が増すという研究報告があります。
「幸せホルモン」という言葉を聞いたことはありませんか?
脳内のエンドルフィンを始め、セロトニンなどの各種「幸せホルモン」が
運動をすると増加するためです。
米バーモント大学の研究によれは、約20分間の運動で、その後12時間「幸福感」が
持続されて、その一方で、ストレスホルモンである体内のアドレナリン量は、
運動によって減少するとのことです。
また、同研究チームによれば、気分が落ち込んでいる時に運動する方が、
平常時より精神面へのメリットを期待できるとのことです。
運動不足が与える身体への影響
運動にはストレス解消効果がある一方で、運動不足が身体に対して
深刻なダメージを与え、死亡リスクを高めるという報告もあります。
オーストラリアの研究機関によると、座り時間が長い人の死亡リスクは最大で
40%増というショッキングなレポートもあるそうです。
1日に座っている時間が4時間未満の人に比べ、8~11時間の人の死亡リスクは15%増、
11時間以上だと40%増になるという報告です。
座ったまま動かないことによる血流の滞り、代謝機能の低下など、
全身の筋肉の約7割を占める足の筋肉が動かないことが大きな原因となっています。
なお、デスクワークによる運動不足が長期化すれば、足だけでなく全身に影響を与え、
あらゆる病の引き金となるとされています。
対策として、30分に1回立ったり、2時間毎に10分ほど歩くと良いらしいですが、
どうしても勤務時間に立つなどの運動が難しい場合には、通勤途中などにジムに通うか
帰宅後、ウォーキングやジョギングを行う習慣をつけたほうがよさそうです。
幸福感を持続させる効果的な運動とは
「幸せホルモン」であるセロトニンを効果的に増す運動としては、一定のリズムを刻む
ウォーキングやジョギングといった有酸素運動と言われていますが、
短期間で幸福を感じるためには、筋トレを取り入れることが必要不可欠とのこと。
運動量は1回30分以上を週3回~5回ほど行うことによりストレス解消に効果があるとのことですが、
1回20分の運動でも、その後12時間「幸福感」が持続されるとのことですので、
健康で長生きを目指して、無理にならない程度に積極的に運動を継続することをお勧めします!!